バレーボール男子日本代表主将の石川祐希(28=ミラノ)が、今夏のパリ五輪に向け、メダル獲得プランを明かした。

7日、都内で代表メンバー15人とともに会見に出席。目標遂行への自信の一方、金メダルをかけた「決勝」経験がない点を指摘。既に五輪切符は獲得済みだが、今月21日にブラジルで第1週を迎えるネーションズリーグ(VNL)で頂点を争うことで経験不足を補う構想を示した。ミュンヘン大会以来52年ぶりのメダル獲得へイメージを具体化させていく。

   ◇   ◇   ◇

高橋藍がエースの自覚を胸にパリへ向かう。イタリアリーグ3季目となった今季はモンツァに移籍。ペルージャ時代の加藤陽一以来、日本人19季ぶりの決勝進出を果たし「勝つために何が必要なのか経験できた。代表で生きてくる」と手応えを得た。東京五輪はチーム最年少の19歳で出場したが「次は自分自身がチームを支えていく立場になっていく」。攻守だけでなく、精神的支柱に成長する。