西武の髙橋光成投手(27)が23日、チームと自身の連敗脱出への強い覚悟を口にした。24日のオリックス戦(ベルーナドーム)に先発。「一球一球を本当に魂を込めてやるしかない。一球一球を無駄にせずやっていく」と言葉に力を込めた。

 チームは今季2度目の7連敗中。自身も5度の先発で4敗と勝ちがない。それでも「きついときだからこそ学べることがたくさんある。ポジティブに捉えてみんなで戦えば変わってくる。僕はそれを示したい」と〝6度目の正直〟を見据えた。

 春季キャンプ中に右肩の張りで出遅れ、復帰後も球速が150キロ前後にとどまっていた。6回3失点で黒星を喫した14日の日本ハム戦の後、中9日の登板間隔を生かして体の使い方を確認。22日にはブルペン入りし、復調の手応えをつかんだ。

 23日はベルーナドームでの全体練習で調整。「これまで投げていて心地よさがなかったけど、今は投げ心地がいい。無理せずきれいに動けている」。自身のブランド名に入れた「ドミネート(支配)」を今度こそ実践する。(末継智章)