菅原由勢が6月16日、地元愛知でサッカークリニックに参加。小学生と交流した後、取材に応じ、バイエルン・ミュンヘンに電撃移籍した伊藤洋輝に言及した。

 今月28日に24歳となる菅原は、1学年上の伊藤と日本代表で共にプレーしているほか、2019年、自身が夏にオランダ1部のAZに移籍するまで、名古屋グランパスでチームメイトだった。同世代で関係性が深い存在だけに、より強い刺激を受けたようだ。

 自身もセリエA王者インテルなど強豪からの関心が報じられるなか、「バイエルンに伊藤選手が移籍したり、遠藤(航)選手がリバプール、冨安(健洋)選手がアーセナル、そういう選手に選手自身が憧れるというか。プレミアリーグの舞台もそうだし、クラブもそうだし、そういう移籍を見ると、負けてられない」と熱い思いを明かしたうえで、こう語った。

「特に伊藤選手はグランパスで一緒にやりました。そういった選手がバイエルンに行けるってことは...同じ時間を過ごしていたわけだし、同じ指導者の方とも会っていたわけなので、僕が達成できないことはないと思います。しっかり考えながら、自分のキャリアを見据えながら、先を見つめながらやりたいです」
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 伊藤のバイエルン加入が発表されたのは、日本代表活動が終了した直後。代表で一緒にいた際、事前に聞いていたのでは?なんて考えが頭をよぎるが、把握したのは世間の人々と同じタイミングだという。

「僕ら代表合宿で一緒にいて、諸々選手の事情の話はしますけど、何も聞かなかったし、むしろ次の日起きたら、記事で見たので。彼っぽいなと。やっぱり刺激にはなりますよね。バイエルンは世界トップクラブ。

 もちろん、そこから刺激を受けない選手は駄目だと思うというか、ただすごいなと思ったら次はないと思うので。僕自身も次(の所属クラブ)がどうなるか全く分からないですけど、自分の人生において最善の選択ができるように意識しています。それがしっかり自分のためになるかは行ってみてしか分からないし、行けなかったからどうなるかってところもあるので、しっかり落ち着いて、人事を尽くして天命を待つですね。それに尽きます」

 今夏、日本代表DF2人目のビッグクラブ入りはあるのか。熟考の末に下す、菅原の最善の選択に注目したい。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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