インフルエンザ薬である「アビガン」がマダニを通して感染するSFTSの世界初の治療薬となる見通しです。

24日、厚労省の専門家部会はインフルエンザ薬の「アビガン」をSFTS=重症熱性血小板減少症候群の治療薬として承認することを了承しました。承認されれば世界初の治療薬となります。

SFTSは、SFTSウイルスを保有しているマダニに刺されることにより感染する感染症で、発熱や下痢などの症状がでます。致死率は10から30パーセントで、日本国内では去年130人ほどが感染していて、少なくとも9人が死亡しています。