タレントのゆきぽよこと木村有希(27)が17日、都内で開かれた女子プロレスラー岩谷麻優の自伝的映画『家出レスラー』(同日公開)の公開記念舞台あいさつに出席した。

 同作では主人公のマユを演じた平井杏奈(27)のほか、俳優陣の体当たり演技が光るが、ゆきぽよもプロレスラー役は初めての挑戦となった。撮影を振り返ったゆきぽよは「地元でストリートで生きてきたので、マインドの調子が合った」と話し、会場の笑いを誘った。当初はロープワークに苦しめられたことを明かすも、撮影を通じて心境に変化があったといい「必死に頑張ってつくったアザがうれしくて。勲章になった」と笑顔を見せた。

イベントにはこのほか、岩谷、平井、朱里、向後桃、小坂井祐莉絵、竹中直人、HG(レイザーラモン)、ヨリコジュン監督が出席した。

 物語は『引きこもりでポンコツだった私が 女子プロレスのアイコンになるまで』の著者でプロレスラーの岩谷麻優の半生が原案。山口県に暮らす引きこもりのマユはある日、兄と観戦したプロレスに感動し、プロレスラーになろうと小銭を持って家出を決行し、上京する。厳しい練習に耐え、デビューを果たした彼女だったが、日の目を見るには遠く、ポンコツ扱いされる日々が続く。そんなマユが成長し、女子プロレスのアイコンとして名をとどろかすようになるまでを描く。