今季イタリア・セリエAのラツィオに加入した日本代表MF鎌田大地。前半戦ではマウリツィオ・サッリ監督の下で戦術に馴染めず、出番がどんどん減少していった。

しかしながら、今年に入ってから就任したイゴール・トゥドール監督の下ではスタメンに復帰し、新たなフォーメーションやシステムのなかで復活を見せている。

そして6日にはイタリアのスポーツジャーナリストであるニコロー・シーラ氏が「鎌田大地にクリスタル・パレスが関心を抱いている」と報じ、大きな話題になった。

クリスタル・パレスは現在イングランド・プレミアリーグで14位につけているクラブで、率いているのはオリヴァー・グラスナー監督。

グラスナー氏は2021年からアイントラハト・フランクフルトで2シーズンの間監督を務めていた経験があり、その際には鎌田大地らを擁してUEFAヨーロッパリーグを制覇するなど大きな結果を残している。

その関係もあってクリスタル・パレスは来季の戦力の候補として鎌田大地をリストアップしているとのことだった。

ただ、『Corriere dello Sport』の報道によれば、今のところ鎌田大地は「ラツィオと1年間の契約延長をしたい」という希望を持っているとか。

ラツィオのクラウディオ・ロティート会長は鎌田への回答期限を5月15日までと定めているとのことで、この1週間が彼の去就を決めるにあたって決定的なものとなりそうだ。