上海浦東国際空港に着陸した中国東方航空の旅客機の緊急脱出スライドが開くトラブルがあった。

中国メディアによると、トラブルがあったのは29日夜。同機は西安発の便で同空港に着陸した後、駐機場まで移動して止まったが、その後突然、緊急脱出スライドが開いたという。同社は同日中に内部調査を開始。翌30日には関係者が「乗務員同士のトラブル」があったと明かしたものの、具体的な原因については依然調査中とのこと。

同社は30日、中国のSNS・微博(ウェイボー)公式アカウントで、同便の旅客に対して補償を行ったことを説明した上で、騒動について「深くおわび申し上げます」と謝罪。さらに調査を進めた上で、法令に基づいて対処すると表明した。


中国のネットユーザーからは「一体どんなトラブルだったんだ」「金か虚栄心か男か…」「乗客の安全を顧みないとは」「怖くて乗れないよ」「乗客に負傷者がいなくて幸いだった」「飛行中に過激な行動に出なくてよかった」などの声が上がった。

また、2022年3月21日に発生した同社航空機の墜落事故について、一部で「乗務員が意図的に墜落させた」とささやかれていることに言及するコメントも多く、「また東方航空か」「MU5735(墜落した便名)も人的要因だったと思う」「MU5735があったからこのニュースはまったく意外じゃない」「悲劇を繰り返さぬようしっかり調査すべき」「従業員のメンタルに気を遣ってほしい」などの声も見られた。(翻訳・編集/北田)