10日に再開された第10回国連総会の緊急特別会議では、パレスチナに国連の権利をより多く与えることが可決されました。

決議の主な内容は、パレスチナが国連加盟国の資格を満たしていると認定し、安保理がパレスチナの国連加盟申請を再審査し、パレスチナのオブザーバーとしての権利をさらに高めることなどです。

同会議での投票は賛成143票、反対9票、棄権25票で、議案は絶対多数で可決されました。反対票を投じたのは米国やイスラエルなどです。決議採択後には会場で大きな拍手が起こり、多くの国の代表がパレスチナ国の代表の前に並んで祝意を示しました。

4月18日には、15の理事国で構成される安保理で、「パレスチナが国連加盟国になる」ことを承認する議案について投票が行われました。投票結果は賛成12票、棄権2票でしたが、米国は反対票を投じました。常任理事国の米国が拒否権を行使したため、議案は採択されませんでした。(提供/CRI)