台湾メディアの中時新聞網は26日、中国外交部の元報道官で駐インドネシア大使を離任した陸慷(ルー・カン)氏が中国共産党で対外交流を担当する中央対外連絡部(中連部)の副部長に就任し、外交部報道官を退任した汪文斌(ワン・ウェンビン)氏が重要国の大使などの要職に就く可能性があると報じた。

記事によると、汪氏は24日の定例記者会見後、「外交部の定例記者会見にご出席いただきありがとうございました。またお会いしましょう」と述べて一部の記者と握手を交わし一緒に写真を撮るなどしたという。

1971年4月生まれの汪氏は、外交部長や国務委員を務めた唐家璇(タン・ジアシュエン)氏の秘書、駐チュニジア大使、外交部新聞司副司長などを経て2020年7月に外交部報道官に就任した。

陸慷氏

今年56歳の陸氏は、1992年に外交部に入り、外交部国際司、国連代表部、外交部軍控司、在アイルランド大使館、外交部米州・大洋州司、在米国大使館などに勤務し、2015年に外交部新聞司司長、外交部報道官に就任し、19年に外交部米州・大洋州司司長に転任した。21年8月に駐インドネシア大使に任命され、22年2月にジャカルタに到着。今月18日に離任・帰国した。(翻訳・編集/柳川)