Lisa Baertlein

[ロサンゼルス 7日 ロイター] - 米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムは7日、今年導入するボルボの電気自動車(EV)大型トラックの第1弾を公開する。南カリフォルニアにある全米で最も混雑するコンテナ港から貨物を集荷するために活用する。

導入するのは12台で、8台が稼働済み。活用するロサンゼルス/ロングビーチ港湾複合施設では、2035年までに全てのこうしたコンテナ専用トラックをゼロエミッションにすることが義務付けられている。

アマゾンにとって初の試みで、車両電化プロジェクトを陸上物流ネットワーク全体に拡大する。この取り組みは、40年までに炭素排出量を実質ゼロにするというアマゾンの目標達成に不可欠だ。

ロングビーチ港の広報担当者、リー・ピーターソン氏によると、同港湾施設に乗り入れる2万3761台のトラックのうち、ゼロエミッション車は1%強にとどまっている。

アマゾンは22年以来、全米で1万3500台以上のリビアンのEV貨物配送バンを展開している。一方、港湾からの輸送を担う大型トラックは、バッテリーが大きくより高出力の充電インフラを必要とするため、EVへの移行はより困難とされる。