Indranil Sarkar

[ベンガルール 22日 ロイター] - ソフトバンクグループが出資するインド格安ホテル大手OYO(オヨ)が17日に新規株式公開(IPO)計画を撤回した。インド証券取引委員会(SEBI)がウェブサイトに開示した資料で明らかになった。

オヨがIPOを撤回するのは、ここ3年近くで2回目。撤回理由は明らかになっていない。

オヨは、ロイターのコメント要請に応じていない。

ただ、関係者によると、同社は債務借り換え決定の最終段階にあり、社債発行を通じて3億5000万─4億ドルの調達を目指している。

関係者は「借り換えはオヨの財務諸表に重大な変化をもたらす。そのため、現行の規制に従い、当局への提出書類を修正する必要がある」と説明した。

関係者によれば、借り換え決定に向けて進展した段階にあることから、同社は現在の財務状況でIPOの承認を求めるのは意味がないと判断。具体的な時期は明らかにしていないものの、社債発行後にIPO承認に向けて書類を再提出するという。

オヨは2021年に初のIPOを申請。昨年3月にはSEBIに極秘に資料を提出し、計画を修正していた。