Shinji Kitamura

[東京 23日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤と変わらずの156円後半で取引されている。主要通貨は全般小動きだったものの、一時156.90円まで上昇して3週間ぶり高値を更新するなど、円が弱含みとなりやすい状況が続いた。

ドルは午前10時過ぎに小幅上昇し、今月2日以来の高値を更新した。特段の手掛かりは見当たらず、上値を買い上がる動きは限られたが「円の先安見通しに変化はない」(国内証券アナリスト)という。

円安地合いの下では「介入警戒感の強いドル/円より、クロス円のほうが手掛けやすい」(外銀関係者)との指摘も聞かれた。

英ポンドは199円半ばまで上昇し、4月29日につけた16年ぶりの200円台が目前に迫った。前日の消費者物価指数(CPI)が予想に届かず、市場の利下げ予想が後ずれしたことも手掛かりとなっている。

ひと足先に17年ぶり高値を更新したニュージーランドドルも、95円後半と4月29日の円急騰前の水準を上回って推移している。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 156.71/156.73 1.0822/1.0826 169.63/169.64

午前9時現在 156.73/156.74 1.0823/1.0827 169.65/169.69

NY午後5時 156.77/156.80 1.0821/1.0825 169.68/169.72