Xie Yu

[香港 27日 ロイター] - 香港の裁判所は27日、経営難に陥っている中国不動産デベロッパーの佳兆業集団に対する清算申し立て審理を6月24日まで延期した。債務再編計画に取り組むための猶予となる。

同社は2021年終盤に120億ドルのオフショア債務を不履行とした後、2年間にわたり海外債務の再編に取り組んでいる。

今回の対象は23年満期債(元本7億5000万ドル)の未払いに関するもの。審理延期の理由は明らかにされていない。

同社の広報担当者は、再編計画の具体的な条件について社債保有者グループと協議していると述べた。

同社の株価はこのニュースを受けて香港株式市場序盤に6%近く上昇したが、その後上昇幅が縮小し、直近では1.3%高となっている。