[北京 26日 ロイター] - 中国国営の新華社によると、李強首相は26日、韓国サムスン電子の李在鎔会長に対し、中国は同社による追加投資を歓迎すると述べた。中国市場に進出している外国企業は地政学的な不確定要素への対応に苦慮している。

国営英字紙チャイナ・デイリーによると、サムスン幹部は昨年11月、この6年で中国市場に240億ドルを投資していると述べた。

しかし米中が緊張状態にある中、中国による最先端半導体の入手経路を断つために米政府が展開している輸出規制をかいくぐる上で、サムスンの事業は厳しさが増している。

李首相がサムスン幹部との会談を選んだのは、韓国の尹錫悦大統領との二国間会談での先の発言に呼応する。李氏は会談で、より多くの韓国企業による中国への投資とビジネスを奨励するとともに、両国政府に産業サプライチェーン(供給網)の安定維持で協力するよう促した。