11期連続で実稼働者増

 調査は会員企業に対して実施し、515事業所から回答を得た。

 2023年10〜12月期の派遣労働者の実稼働者総数(四半期平均)は41万9871人で前年同期比103.3%に上り、21年第2四半期以降、11期連続で前年同期を上回った。対前年同期比1万3321人増、対前四半期比1万1028人増となっている。実稼働者数が落ち込んだ20年下半期以降、増加傾向にあり、過去5年間で最多となっている。過去5年間で最も実稼働者数が少なかった20年第3四半期(34万2866人)から、7万人以上増加している。

 地域別に前年同期比をみると、東海地域が106.5%で最も増加幅が大きい。南関東が104.8%、近畿が103.6%と続き、これら3地域が全国平均(103.3%)を上回っている。最も減少したのは四国で、90.5%だった。次いで中国97.4%、東北97.8%と続く。

労働者派遣事業統計調査 2023年第4四半期(日本人材派遣協会)