ほどよく年を重ね、渋さやスマートさを武器にかっこよさを演出したいと願う人にとって、実はパンツ選びが悩みのタネなのだ。特に最近はルースなシルエットが流行っているがゆえに、だらしなく見られるのを気にする大人には、選択肢が少ないのが現状。でもご安心あれ。我々大人にうってつけの、強い味方がいるじゃないか。それが〈PTトリノ〉だ!

2008年、イタリア・トリノで誕生したパンツ専業メーカー。“メンズクロージングにおいて最も重要なアイテムはパンツ”というコンセプトのもと、それまでクラシック一辺倒だったドレスパンツの世界に、幅広いデザイン取り入れた多彩なバリエーションのパンツをラインアップ。品格とお洒落をバランスよくブレンドしたパンツは、大人カジュアルにとって革新的な存在となり、多くの大人に愛されている。と、いろいろ御託を並べたところで、見てもらうのが一番いいだろう。大人らしくカジュアルスタイルを楽しみたいなら、チェックしておくべし! 

◆シーン別に多種多様のパンツが揃う!◆
[PT トリノ]
PT TORINO
“スラックス”

“ジェントルマンフィット”6万500円(PT トリノ/PT ジャパン)

“コットンパンツ”

“マスターフィット”4万7300円(PT トリノ/PT ジャパン)

オン・オフ問わずに穿きこなせる
バランスのいい美シルエットがウリ

ジェントルマンフィットは、プリーツを入れ、腿まわりに若干のゆとりを持たせ、一方で裾幅は細くテイパードを効かせたシルエット。またマスターフィットは、ブランドの人気モデルであるスーパースリムフィットをベースに、股上を深く設定して腰まわりのフィッティングを向上。テイパードを効かせた美しいシルエットで、かなり品のいいスタイルを叶えてくれる。どちらも最近の若い世代が穿くようなゆる〜いシルエットとは一線を画す、あくまでも大人に穿きやすく、品のある印象がほしい人にうってつけ。 

“カーゴパンツ”

“リワークドコレクション”5万8300円(PT トリノ/PT ジャパン)

カジュアルなのにどこか上品
不思議な感覚のカーゴパンツ!

ヴィンテージのワークパンツを再構築したシリーズの1本は、ミリタリーパンツらしい武骨さと、このブランドらしい上品で美しいシルエットを見事共存に成功。気持ちワイドなシルエットに深めな股上で設計することで、トレンドっぽさも出しつつ、あくまで小僧に見えないバランスのいい作りで仕上げている。しっかりカジュアルだが、ドレッシーな雰囲気も見せられるから、テイラードジャケットを使ったような品格スタイルのハズしとしても効果絶大だ。 

“テックパンツ”

 “アクティブコレクション”5万600円(PT トリノ/PT ジャパン)

穿き姿スッキリなうえに
ガンガン動ける優秀パンツ!

スポーツウエアに使われるような高機能素材を用いて、ほかのコレクションにはない圧倒的に優れた機能性を持たせた、アクティブコレクション。シルエットはこのブランドらしく、細すぎずルースすぎずの美しいスタイルをキープしながら、ストレッチ性、通気性、速乾性を兼備。長時間の移動はもちろんのこと、自転車に乗っても快適と、ビジネスマンにも嬉しい見た目と性能の両立を誇る。 

[PT トリノ デニム]
PT TORINO DENIM
“デニムパンツ”

“スウィング”4万7300円(PT トリノ デニム/PT ジャパン)

デニムでもスマートに見せたい!? 
美脚効果も期待できるこちらにおまかせ

名物モデルのひとつ“スウィング”は、股上はやや浅めで腰まわりからヒップにかけてはコンパクトなフォルムを描く。一方レッグラインは膝上から裾まですっきりと絞られており、その穿き姿は実にスタイリッシュ。これだけ細身だからリラックス感は得られないと思いきや、ちゃんとストレッチを効かせているので穿きやすくて快適。 

 “ザ ライター”4万1800円(PT トリノ デニム/PT ジャパン)

腰から裾にかけてストンと
落ちるシルエットがたくましい!

リワークドコレクションのひとつ、“ザ・ライター”は、本来〈PT トリノ〉のラインをデニムのラインで提案しているモデル。腰まわりはノープリーツでコンパクト、ラインは広幅の裾に向かって自然なストレートシルエットを描く、ちょっとたくましい印象の1本。穿くことでボトムに存在感がグッと増すので、スタイリングはより今っぽい雰囲気に仕上がる。それでいてルースに見えないのは、歴史を誇るこのブランドのなせる業! 


INFORMATION

●PT ジャパン
TEL:03-5485-0058


写真=丸益功紀 スタイリング=田川 匠 文=八木悠太
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Takumi Tagawa  text : Yuta Yagi