運動会は区対抗で行われ、玉入れなどで熱戦が繰り広げられた=基山町総合体育館

 基山町内の交流サロンに集うお年寄りが参加する運動会が22日、町総合体育館で開かれた。町内17区から約450人が出場し、地区の垣根を越えてスポーツを楽しみ、交流を深めた。

 趣向を凝らした三つの種目を区対抗で競った。このうち「UFOキャッチリレー」は、10人の選手が一定間隔に立ち、新聞で作った輪を落とさないように棒でキャッチし、次の人に渡していく競技。最後の人が箱の中に入れた輪の数が得点となる。

 参加者は声をかけ合いながら輪を投げ、成功するたびに歓声を上げていた。7区の鶴田順子さん(73)は「普段は交流しない人とも接することできて顔見知りも増える。みんなでワイワイ楽しめています」と笑みを浮かべた。

 2区が総合優勝し、2位は1区、3位は15区だった。運動会は町社会福祉協議会(会長・松田一也町長)が毎年開催している。(井手一希)