アーセナルのミケル・アルテタ監督がブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスの移籍の可能性について否定したようだ。3日、イギリスメディア『フットボールロンドン』がアルテタ監督のコメントを伝えている。


 現在27歳のジェズスは、2022−23シーズンよりマンチェスター・シティからアーセナルに加入した。初年度から公式戦33試合に出場し、11ゴール7アシストを記録。アーセナルの6年ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献した。しかし、今季はリーグ戦に24試合に出場し4ゴールのみという成績で、ドイツ代表FWカイ・ハフェルツにセンターフォワード(CF)の座を明け渡している状況だ。さらに、アーセナルが新CF獲得を画策していると見られることでジェズス退団の可能性が指摘されている。


 そんな中、4日に行われるプレミアリーグ第36節ボーンマス戦に向けた会見に出席したアルテタ監督がジェズス退団の可能性について、「どこからそんな話が出てきたのか分からないね。彼を移籍させるつもりはないよ」と一連の報道を一蹴。ジェズスの移籍話をきっぱりと否定した。


 また、イギリスメディア『サン』はジェズス本人にもアーセナルを退団する意思はなく、再び定位置奪取のために努力する準備があると報じている。


 しかし、『フットボールロンドン』は仮にジェズスが残留したとしても、アーセナルが新CFをリストアップしている可能性は高く、同選手の厳しい立場が改善されることはないと指摘している。