名古屋グランパスは9日、MF倍井謙とプロA契約を締結したことを発表。先月28日の明治安田J1リーグ第10節浦和レッズ戦を以て、プロA契約締結条件(公式戦450分以上)を満たしたとのことだ。


 2001年4月4日生まれの倍井は現在23歳。名古屋グランパスU−15から名古屋グランパスU−18へと昇格すると、後にトップチームでも切磋琢磨することになるMF榊原杏太やMF石田凌太郎(栃木SCへレンタル中)、DF牛澤健(水戸ホーリーホック)やFW村上千歩(ヴァンフォーレ甲府)らを擁した“黄金世代”のエースとして牽引した。クラブユース選手権とJユースカップの2冠を経験した同選手は、関西学院大学を経て、2024年に名古屋グランパスに帰還。果敢な仕掛けから突破口を開くドリブルが持ち味で、ルーキーイヤーながらここまで公式戦11試合に出場。第8節ジュビロ磐田戦では、J1初得点を記録している。


 倍井はプロA契約締結に伴い、クラブ公式サイトにてコメントを残している。


「このたび、プロA契約を締結することができ、大変嬉しく思います。幼い頃からの憧れであったこのクラブで活躍する日を夢見て、これまでサッカーと向き合ってきました。ここからもっとグランパスファミリーの皆さんにその姿を見せられるように、またチームの勝利に貢献していけるよう頑張っていきたいと思います。引き続き応援よろしくお願いいたします」