2023−24シーズンのラ・リーガ最終節が24日に行われ、ジローナとグラナダが対戦した。


 ジローナはクラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を決めている一方、グラナダはすでに2部降格が決定済み。両者が対極的な状況で迎えた一戦は、ジローナによるゴールショーとなった。


 ホームチームは30分、コーナーキックの流れからエリック・ガルシアが先制点をマーク。33分には流れるようなパスワークからビクトル・ツィガンコフがリードを広げる。44分にアルテム・ドフビクがPKを成功させて3点リードで折り返すと、54分には左からの折り返しにツィガンコフが合わせて4点目を獲得する。


 61分、グラナダのファクンド・ペリストリがこの試合2枚目のイエローカードを受け取り退場。数的有利を得たジローナは75分、スルーパスに抜け出したドフビクが相手GKとの駆け引きを制してゴールネットを揺らす。


 さらに78分、ドフビクの折り返しからクリスティアン・ストゥアーニが6点目を挙げる。90分に再びPKを獲得すると、今回もキッカーを務めたドフビクが相手GKの逆を突き、ジローナは7−0で勝利した。


 一時はレアル・マドリードを差し置いて首位に立ち、バルセロナに対してはシーズンダブルを達成したジローナ。勝ち点「81」、得失点差「+39」の3位で歴史的なシーズンを終え、来季はクラブ史上初の欧州クラブ大会へと臨む。


 また、ハットトリックを達成したドフビクは、今季24ゴール目に到達。23ゴールのアレクサンダー・セルロート(ビジャレアル)をかわし、得点ランキングで暫定首位に浮上した。ビジャレアルは25日にオサスナと対戦を控えており、“ピチーチ(得点王)”争いの行方にも注目が集まる。


【スコア】

ジローナ 7−0 グラナダ


【得点者】

1−0 30分 エリック・ガルシア(ジローナ)

2−0 33分 ヴィクトル・ツィガンコフ(ジローナ)

3−0 44分 アルテム・ドフビク(ジローナ)

4−0 54分 ヴィクトル・ツィガンコフ(ジローナ)

5−0 75分 アルテム・ドフビク(ジローナ)

6−0 78分 クリスティアン・ストゥアーニ(ジローナ)

7−0 90分 アルテム・ドフビク(ジローナ)



【試合ハイライト動画】ジローナ 7−0 グラナダ