レヴァークーゼンがジローナ所属のスペイン代表MFアレイクス・ガルシアの獲得に近づいているようだ。26日、スペイン紙『マルカ』やドイツメディア『スカイスポーツ』などが伝えている。


 シャビ・アロンソ監督体制2年目を迎えたレヴァークーゼンは、ブンデスリーガを28勝6分の成績で終え、長らく続いていたバイエルンの“一強時代”に終止符を打つとともに、史上初の無敗優勝を飾った。ヨーロッパリーグ(EL)では決勝でアタランタに敗れて準優勝となったものの、DFBポカールも制覇し見事に2冠を達成。公式戦53試合を戦い僅か1敗という歴史的なシーズンを送った。


 “王者”として迎える2024−25シーズンに向けて、同クラブは戦力拡充に向けた動きを強めている模様。今回の報道によると、今シーズンのラ・リーガを3位で終えたジローナを主将として牽引したガルシアの獲得に近づいているようだ。既にクラブ間での交渉が進行しており、選手本人とは長期契約の締結で口頭合意に至ったとのこと。ジローナには移籍金として1500万ユーロ(約26億円)から2000万ユーロ(約34億円)が支払われる可能性が高いようだ。


 現在26歳のガルシアは中盤のセンターを主戦場とするプレーヤー。2015年夏にビジャレアルからマンチェスター・シティに移籍すると、約2年後にレンタルでジローナに加入する。その後はムスクロンやFCディナモ、エイバルを経て、2021年夏にジローナへ復帰。今シーズンは公式戦40試合の出場で3ゴール6アシストをマークし、チームの快進撃を支えた。


 今シーズンスイス代表MFグラニト・ジャカ、ドイツ代表MFロベルト・アンドリッヒ、アルゼンチン代表MFエセキエル・パラシオスの3名が主に中盤センターの主軸を担ったレヴァークーゼン。チャンピオンズリーグ(CL)に参戦する新シーズンに向けて、スカッドを強化することとなりそうだ。