◇セ・リーグ 巨人2―0中日(2024年5月7日 バンテリンD)

 巨人の坂本勇人内野手(35)が7日の中日戦(バンテリンD)で2安打を放ち、自身の現役最多記録を更新する通算2350安打をマーク。“打撃の神様”と呼ばれた川上哲治(巨人)のNPB歴代13位記録に「あと1」と迫った。

 「5番・三塁」に入って2試合ぶりに先発出場。相手先発右腕・涌井から2回の第1打席で右前打を放つと、7回の第3打席でも右前打した。

 7回に2安打目を放った時点で涌井から安打した巨人選手は坂本だけ、という内容。そして、0―0で迎えたこの7回に巨人が待望の2点を先取。山崎伊が9回を4安打完封して巨人が連敗を2で止め、貯金1としている。

 なお、坂本は5回の第2打席では四球を選んで出塁し、今季初盗塁となる二盗もマーク。猛打賞の期待が懸かった8回の第4打席も四球で、全4打席で出塁した。

 【NPB通算安打ランキング】

1位 張本 勲(ロッテ) 3085

2位 野村 克也(西武) 2901

3位 王 貞治(巨人) 2786

4位 門田 博光(ダイエー) 2566

5位 衣笠 祥雄(広島) 2543

5位 福本 豊(阪急) 2543

7位 金本 知憲(阪神) 2539

8位 立浪 和義(中日) 2480

9位 長嶋 茂雄(巨人) 2471

10位 土井 正博(西武) 2452

11位 石井 琢朗(広島) 2432

12位 落合 博満(日本ハム) 2371

13位 川上 哲治(巨人) 2351

14位 坂本 勇人(巨人) 2350

15位 山本 浩二(広島) 2339

※所属は最終、現役は坂本のみ