ドジャース・大谷翔平投手(29)の元通訳で、同投手の銀行口座から1600万ドル(約25億2700万円)以上を不正送金したとして、銀行詐欺容疑で訴追された水原一平容疑者が、有罪を認めることに同意したと8日(日本時間9日)、米メディアが報じた。

 米スポーツ専門局「ESPN」は同容疑者が銀行詐欺に加え、虚偽の納税申告書を提出した容疑でも有罪を認めると報道。司法取引によると、水原容疑者は大谷に対して全額、つまり1697万5010ドル(約26億円)の賠償金を支払う必要があるとしている。

 両容疑での最高刑は合計で禁錮33年、罰金125万ドル(約2億円)となるが、司法取引により、検察は減刑する見通しとした。

 また、虚偽の納税申告をしたことで追徴課税として115万ドル(約1億7000万円)の税金を支払う必要があるとも記した。

 また、同容疑者の罪状認否は当初予定されていた9日(日本時間10日)から、14日(同15日)に延期された。