卓球の「WTTコンテンダー リオデジャネイロ」は26日(日本時間27日)、女子シングルスの決勝が行われ、世界ランキング37位の長﨑美柚(木下グループ)は同5位の早田ひな(日本生命)と対戦。4−3のフルゲームを制し、初優勝を果たした。

■リード許す展開を跳ね除ける

今大会好調をキープし、オールストレートで決勝に辿り着いた長﨑。第1シードとして順当にファイナルへ勝ち進んだ早田との同士討ちが実現した。

長﨑は日本のエース・早田に2ゲームを連取される苦しいスタートとなった。しかし、そこからは互角以上の打ち合いを演じると、3ゲームを奪い返し逆転。対する早田も意地をみせ第6ゲームを取り、試合はフルゲームにもつれ込んだ。

第7ゲームは長﨑が早田に中盤までリードを許し7−10で追い込まれるが、強気の姿勢を崩さず点差を詰め、デュースに追いついた。そして、その流れを維持したまま5連続ポイントで大逆転。ゲームカウント4−3で試合を決した。

注目された早田との日本人サウスポー対決を制した長﨑。WTT大会のシングルスでは自身初優勝。なお、女子ダブルスでは橋本帆乃香、佐藤瞳(ともにミキハウス)のペアが優勝を飾った。

佐藤瞳、橋本帆乃香(C)WTT