20歳の望月慎太郎がシードを破って予選決勝に
現地5月22日、今年2つ目となるグランドスラム「全仏オープン」(フランス・パリ)の男子シングルス予選2回戦が行われ、望月慎太郎(木下グループ/世界ランク163位)と内山靖崇(積水化学工業/同214位)が登場。望月がストレート勝利で本戦の出場権に王手をかけた。



20日から5日間にわたって行われ、3試合を勝ち抜いた選手が本戦への切符を手に入れることができる全仏オープン予選。

昨年に続いて同大会出場となった20歳の望月は、予選1回戦でニック・ハート(ドミニカ共和国/同195位)と対戦。4-6、6-4、6-2と逆転で下している。予選2回戦では、今季すでにチャレンジャー大会で2勝を挙げている予選第18シードのステファノ・ナポリターノ(イタリア/同125位)との対戦となった。

試合は立ち上がりで望月が幸先よくブレークすると、すぐに持ち直したナポリターノにリードを許さず、第10ゲームもブレークして6-3で第1セットを先取する。第2セットも第4ゲームで相手のダブルフォールトで先にブレークした望月。すぐに追いつかれたものの、第6ゲームで再びブレークして最後までこのリードを手放さずに6-2とストレートで予選決勝に進んだ。

本戦出場権をかけた戦いでは、自己最高ランクで55位を記録しているベテランのファクンド・バグニス(アルゼンチン/同119位)と対戦する。

2021年大会以来3年ぶりの全仏オープンとなった31歳の内山は、初戦でワイルドカード(主催者推薦)のマティス・エアハルト(フランス/同333位)との2時間半超のフルセットで勝利。本戦出場に一歩近づく予選2回戦でロマン・アンドレス・ブルチャガ(アルゼンチン/同145位)と対戦したものの、第1セット2-1から5ゲームを奪われ2-6でセットを失い、第2セットでも4-0とするも6ゲームを失ってストレートで敗れている。

<5月22日の日本人男子シングルス予選1回戦の試合結果>
○望月慎太郎 6-3 6-2 ●S.ナポリターノ[18]

●内山靖崇 2-6 4-6 ○R.A.ブルチャガ

<5月23日の日本人男子シングルス予選決勝の試合予定>
・コート6第1試合(日本時間18時開始)
望月慎太郎 vs. F.バグニス[13]

著者:Tennis Classic 編集部