低迷した過去から抜け出し最高峰の舞台へ

サッカー強豪国ドイツの最高峰リーグであるブンデスリーガ。その一つ下のカテゴリーである2.ブンデスリーガがかなり盛り上がっているようだ。

シーズンも終盤、2.ブンデスリーガ首位のザンクトパウリはブンデスリーガ昇格が決まる重要な試合に臨んだ。リーグ最下位のVfLオスナブリュックと対戦したザンクトパウリ。前半の早い時間に先制すると後半にも2得点をマーク。アディショナルタイムに失点を許すも見事3-1で勝利した。

この試合の結果で上位2位が決したザンクトパウリはブンデスリーガ昇格を確定させた。クラブの躍動にサポーターも大盛り上がりだという。

ザンクトパウリは過去にブンデスリーガに在籍していたチームでもあるが、ドイツ3部相当のリーグにまで落ちた時期もある。2001-2002シーズンにブンデスリーガから降格が確定。低迷したチームは翌シーズンでも結果を残すことができずに2部リーグでも降格争いに転落。そのまま巻き返しできずに3部リーグへと降格したのだ。

その後4シーズン3部リーグに留まったが、2006-2007シーズンに2部昇格の切符を掴み取った。その後2009-2010シーズンに再びブンデスリーガへ昇格を決める。しかし結果が出せずに、1シーズンで2部降格。その後は2.ブンデスリーガ最高順位は4位と、なかなか結果を残せていなかったのだ。

現在横浜・F・マリノスで活躍する宮市亮がかつて在籍したザンクトパウリ。当時もサポーターの熱は有名であったが、ブンデスリーガ昇格でその熱がさらに高まったようだ。