怪我も増えて難しい時間続く

ドルトムントを離れ、イングランドのノッティンガム・フォレストにレンタル移籍していることをサッカーファンは忘れてしまっているかもしれない。

現在イングランドで影が薄くなってしまっているのは、ノッティンガム・フォレストでプレイするアメリカ代表MFジョバンニ・レイナだ。

10代の頃よりドルトムントでプレイしてきたレイナはアメリカ代表の常連メンバーであり、次代を担うタレントとして高い評価を受けてきた。しかし近年は怪我にも悩まされ、現在のチームは2列目のポジション争いも熾烈だ。思うように出番を獲得できず、今冬にはノッティンガム・フォレストへのレンタル移籍を決断している。

しかし、残留争いに巻き込まれてきたノッティンガム・フォレストでも出番は限定的だ。『ESPN』は、残留が第一目標のノッティンガム・フォレストでは攻撃的MFのレイナの個性を活かしづらいと見ており、ここまでノッティンガム・フォレストでは10試合に出場して1アシスト決めただけとなっている。このレンタル移籍は明らかに失敗だろう。

「現在のレイナは行き詰まっていて、今夏ドルトムントに戻る可能性が高い。ドルトムントもフォレストでのレイナをチェックしており、このレンタル移籍で誰もハッピーになっていないことを理解している。しかし、ドルトムントはレイナの今後をどうするかまだ決めていない。レイナにとって当面の問題は、他のMFとウイングがどう動くかで、最も重要なのはドニエル・マレンとジェイドン・サンチョがクラブに残るかどうかにかかっている」

同メディアはこのように伝えており、レイナの序列はドルトムントでも厳しいものとなっている。アメリカ代表では今も主力メンバーだが、怪我が増えていることを含め現状には不安がある。アメリカにとっては特別な才能だけに、この足踏みは少々気になるものだ。