2019年に16歳でトップチームデビューを飾った

プレミアリーグの強豪であるチェルシーとトッテナムが、リーグ・アン、リヨンのラヤン・シェルキの獲得を狙っていると『CAUGHTOFFSIDE』が報じた。

シェルキは弱冠20歳の天才ドリブラー。ヒールリフトを試みたり、ペナルティエリア内でマルセイユルーレットを繰り出したり、天才的な閃きとそれを可能にする確かな技術を持ったアタッカーだ。特にスピードが速いというわけではないが、独特の間でDFのタイミングをずらしてかわす様は、ネイマールを彷彿とさせる。昨シーズンは34試合に出場して、4ゴール6アシストを記録、今シーズンはリーグ戦33試合に出場して、1ゴール6アシストをマークし、複数年でシーズンを通して活躍できる安定感も証明した。

こんな逸材は、チェルシーやトッテナムのチーム事情からすれば、ぜひ獲得したいところだろう。今シーズン、ブルーズはミハイロ・ムドリクやノニ・マドゥエケのようなアタッカーの活躍が期待以上とはいかず、スパーズは攻撃を支えるジェイムズ・マディソンと共に創造性を発揮するプレイヤーの不足に悩んでいた。

ただシェルキは、フランスの強豪、パリ・サンジェルマンも獲得を狙っていると噂されており、これからの移籍市場を賑わす存在となり得るだろう。果たして来シーズンは、ビッグクラブの一員として、もう一段階レベルアップした若きフランス人FWの活躍が見られるかもしれない。その動向に注目したい。