お笑いコンビ「サバンナ」の高橋茂雄(48)が8日、都内で行われた映画「辰巳」(小路紘史監督)の上映後トークイベントに登壇した。

 同作は、裏稼業で働く男・辰巳が主人公。バイオレンスなシーンがあり、悪役・竜二を演じた倉本朋幸の迫力ある演技も話題となっている。

 トークイベントに和やかな雰囲気の倉本が登場すると、高橋は「さっきまであんなに人を殺した人が…。すごいギャップですね。なんちゅう怖い人…ってなってたのに」とつぶやいた。

 竜二については「いろんな怖い映画の怖いキャラクターっているじゃないですか? どんなゾンビ映画のゾンビよりも、竜二は怖いんですよ!」と解説。

 続けて「倉本さんと後藤さんが一緒にされている劇団がありまして、僕の奥さんの清水みさとちゃんが属していて。倉本さん演出の舞台によく出ていて、みさとちゃんが『よく倉さんに怒られていたんだよ』って。この映画見て『すぐ劇団やめろ! あんな怖い人に怒られていたら死んでまうやん!』って言いました」と冗談交じりに明かした。

 ふだん演出家として活動し、今回が俳優デビュー作となった倉本は「僕は演出家で、スタッフさんは僕が芝居をする時に、裏で笑っているんですよ。そういう現場でした」と撮影現場を振り返った。