スペイン1部で日本代表MF久保建英(22)の所属するレアル・ソシエダードは26日(日本時間27日)にホームで首位のレアル・マドリードに0―1で敗れた。

 負傷の影響で途中出場が続いていた久保は3試合ぶりに先発出場し、右サイドから何度もチャンスを演出。29分に先制ゴールを許し、迎えた32分には、ゴール前でこぼれ球を拾うと、DFを交わし、右足でゴールネットに突き刺した。今季8点目となる同点弾となったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)により、味方のファウルがあったとして得点は取り消し。〝幻のゴール〟となった。

 久保はその後も右サイドから好機をつくり出し、何度もゴール前にクロスボールを送るも得点にはつながらず、古巣相手に敗戦。スペインメディア「EL DESMARQUE」は選手採点で久保を7とし「取り消されたゴールを除けば、かなり良かった。彼はレアル・マドリードの守備をいとも簡単に打ち破り、輝きと意欲を見せた」と高評価していた。