阪神は1日の広島戦(マツダ)に2―2で引き分け。延長12回8番手で登板した浜地真澄投手(25)は、味方の好守にも助けられ、無失点に抑えた。

 先頭の野間に右前打を許すと、続く堂林には犠打で送られ、一死二塁とされた。続く小園は申告敬遠で一死一、二塁となり、迎えた代打・松山はノイジーの好守に救われ、左飛に仕留めた。さらに、代打・坂倉にはど真ん中のカットボールを捉えられ、打球はセンター方向へ。だが、中堅を守っていた近本が見事にスライディングキャッチを見せ、右腕とチームを救った。浜地は「反省するところもあると思うので、しっかり切り替えて次に向けてやっていきたいです」と話した。

 また、12回にはタイムをとって安藤投手コーチや野手がマウンド上に集まる場面もあった。岡田彰布監督(66)は「浜地はやっぱり余裕がないんやろな、サインが分からへんいうのはな。バッター抑えるだけじゃないからなあ。いろんなことをチームとしてやらなアカンわけやから。サインが分からへんいうのはなあ、おーん」と苦言を呈していた。