歴史あるスタジアムの100周年記念マッチに出場

 フランス2部ボルドーは現地時間5月14日、本拠を構えるジロンド県のスタジアム「スタッド・シャバン=デルマス」の100周年を祝うべくガラマッチを開催した。ボルドーOBとして出場した元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏がこの試合に出場したなか、現役時代を彷彿させる“美技”に大きな反響が寄せられている。

 今回のガラマッチでは、ボルドーのレジェンドチームとチャリティーマッチなどを目的に結成された「ヴァリエテス・クラブ・ド・フランス」(VCF)が対戦。ボルドーレジェンドからはジダン氏をはじめ、クリストフ・デュガリー氏やビセンテ・リザラズ氏、VCFからはロベール・ピレス氏やローラン・ブラン氏など、フランスのサッカー史を彩った早々たるメンバーが集結した。大観衆が詰めかけた一戦は、ボルドーレジェンドが5-3で勝利している。

 ガラマッチが大盛況に終わったなか、やはり主役はジダン氏だったようだ。ボルドーのクラブ公式は5月14日、「偉大なるジネディーヌ・ジダン氏」という一言とともに試合中のワンシーンにフォーカスした1本の動画を公開した。

 収められていたのは、この日「7」の番号を背負ったジダン氏。ゴールに背を向けた状態でバウンドしたボールを右足でトラップし振り向くと、リフティングドリブルを開始した。慈善試合ならではのプレッシャーのかからない状況とはいえ、ジダン氏の柔らかいボールタッチは健在。ボールと戯れるような華のあるプレーに会場は大いに沸いた。

 ジダン氏の華麗なリフティングドリブルが公開されると、早速ファンが反応。コメント欄には「今でも最高の選手」「感動的」「スタジアムが沸いている」「エレガンス」「素晴らしいジズー!」「彼(ジダン)のプレーをまた見ることができて本当にうれしい」といった称賛や感動の声が寄せられた。世界を魅了したジダン氏のテクニックは、51歳となった今も変わらないようだ。

FOOTBALL ZONE編集部