中日は細川成也外野手(25)の2打席連続適時打の活躍で6日の巨人戦(バンテリン)に2―0で勝利。勝率5割に復帰した。

 立浪監督はこの日、4番・細川、5番・中田の打順を組んだ。中田の休養日以外で細川が4番に入ったのは初めてだったが、これがズバリ当たった。「打ったボールはフォークだと思います。浮いてきたボールをしっかり振り抜くことができました。(一塁走者の)福永さんがよく走ってくれたので感謝しています」と初回二死一塁から左中間へ先制の適時二塁打。3回二死一、三塁の場面でも左前適時打を放ち「つまりましたが、ヒットになってくれて良かった。ランナーを返せて良かったです」と細川は笑顔を見せた。

 細川は4打数2安打2打点で7試合連続マルチ安打を記録。打率3割1分7厘(2位)、8本塁打(1位)、23打点(2位)と打撃成績は全てリーグ上位となっている。

「(細川を)今日4番に据えたのは内容を見てですね。昨年よりずいぶん成長している。その陰には中田翔の存在も大きい。しばらくこの形でいきたい」と立浪監督は今後も4番・細川、5番・中田の打順で臨むつもり。覚醒した4番・細川が立浪竜を再び貯金生活へ導くか――。