ブレーブスは26日(日本時間27日)に、昨季ナ・リーグMVPのロナルド・アクーニャ・ジュニア外野手(26)が左膝前十字靱帯を完全断裂したと発表した。今後、手術を受ける予定で、今季中の全試合欠場が決まった。

 負傷シーンは戦慄が走った。同日のパイレーツ戦。二塁走者のアクーニャが捕手のけん制を受けた際に、三塁をうかがう体勢から二塁へ帰塁しようとして左膝に明らかな異変が生じた様子で崩れ落ちた。苦悶の表情を浮かべる姿に自軍ベンチはもとより、敵軍、スタンドの両軍ファンが心配そうに見守った。MRI検査で古傷でもある左膝の大ケガが判明。昨季は史上初の「40本塁打&70盗塁」を達成して満票でMVPを獲得し、今季も不動のリードオフマンとしてチームをけん引していた。大谷翔平(ドジャース)らとともに「メジャーの顔」で、若きスターの長期離脱は球界の大きな損失とも言える。

 アクーニャは自身のX(旧ツイッター)で目を覆いたくなるような悲劇を受け入れた上で野球ファン、ブレーブスファミリーに向けて「Sorry」と投稿。すぐさま球団も「ブレーブスカントリーの全員があなたとともにあります」と応じた。