座間市商店会連合会(内藤和美会長)は6月9日、座間市役所で佐藤弥斗市長に同市マスコットキャラクター「ざまりん」をかたどった「ざまりん人形焼き」の完成を報告した。市商連では、同市内で16日から販売を始める。

ざまりん人形焼きは、座間市の魅力を広くアピールしようと考案したもの。香ばしく焼き上げた生地にはワッフル粉を使用し、ふわっとした軽い口当たりに仕上げた。一口大サイズで、餡はつぶあん、こしあん、カスタードの3種がある。

佐藤市長は「商品もパッケージも可愛らしくて、お土産品としても喜ばれそう」と話し、内藤会長は「大人から子どもまで喜んでもらえる自信作。帰省土産などで手に取ってもらい、市外の方々にも座間市をPRできたら」と期待を寄せていた。

市商連による「ざまりん」を使った商品開発は、2021年7月に販売を開始した「ざまりんのどらやき」がある。人形焼きは、第2弾としておよそ1年前に商品開発がスタート。同市の和菓子店「菊芳堂」の加藤正司店長に助言と指導を求め、市商連会員事業所が製造を手がけた。

「安心で安全なものを」と原材料はすべて国産にこだわり、小麦粉や卵などが高騰する中で、ようやく完成にこぎつけた。販売は今月16日から「菊芳堂本店」(同市座間1の3003の2)で開始する。内藤会長は「今後は市内のイベントや大手スーパーなどへ販路を広げたい」と話していた。価格は10個入り、1500円。