NPO法人二十歳のピロリ菌チェックを推進する会=略称「ハタピの会」が先月、7回目の市民のための健康講座をJ:COMホール八王子で開催した。膵がんについて詳しく説明したり、早期発見への啓発を兼ねた講義で約330人が参加した。

講義では、東海大学医学部付属八王子病院の消化器外科や東京医科大学八王子医療センターの消化器内科の教授らが登壇。2022年、膵がんで死亡した人は3万9468人で、がん死亡統計で男性4位、女性3位、全体4位となったことなど、データを用いて詳細に解説した。

参加した女性(70)は「専門の先生がかなり細かく教えてくれて、ありがたい。無料で聞けて良かった。病気が身近になってきているので、これからも続けてほしい」と話した。

終了後には、「胃がんをぶっ飛ばせ」と題したライブを開催。医療関係者らで編成されたビッグバンドが出演し、数々の名曲を演奏した。