北陸3県の4月の宿泊施設の稼働率では、富山県が石川県や福井県に比べ、稼働率が最も高かったことがわかりました。

宿泊施設の稼働率は、全国のホテル・旅館における日々の空室水準を宿泊予約サイトのビッグデータをもとに指数化したものです。

富山国際大学の大谷友男准教授と公益財団法人、九州経済調査協会が、能登半島地震以降、毎月の動向を発表しています。

これによりますと富山県の4月の稼働率の指数は、平日で73.6、休日やその前日で86.3と、富山県がコロナ前の水準を超え、石川県や福井県と比べても稼働率が高かったということです。

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4月は、立山黒部アルペンルートの開通や黒部峡谷鉄道の一部開通、となみチューリップフェアなどの人気イベントが重なったほか、北陸応援割の利用が本格的に始まったことが要因とみられています。

また、県内では高岡市の平日の稼働率が83.3と、県全体の平均より突出していて、大谷准教授は、「能登半島地震の被災地で復旧にあたる人や二次避難者の利用の効果ではないか」と分析しています。

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