出産したばかりの赤ちゃんの遺体を海岸付近の崖から投げ捨てたなどとして、埼玉県の男女が逮捕された事件で、DNA鑑定の結果、赤ちゃんと男の間に親子関係がなかったことが分かりました。

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死体遺棄などの疑いで逮捕されているのは、埼玉県の碓井康哲容疑者(33)と上田綾乃容疑者(当時37)です。

警察によりますと、碓井容疑者は、今年3月、スマートフォンのメッセージなどで死体を遺棄するよう仕向けた疑い、上田容疑者は、出産した赤ちゃんの遺体を千葉県の海岸付近に遺棄した疑いが持たれています。

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これまでの警察の調べに対し、上田容疑者は「赤ちゃんを東京都内で産んで崖の下に投げ捨てた」「赤ちゃんをカバンに入れて列車を使って海岸まで運んだ」などと供述していました。

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また、新たに、DNA鑑定の結果、赤ちゃんと碓井容疑者の間に親子関係はなかったことが分かりました。

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上田容疑者は、今年3月1日から2日の間に東京都内の宿泊施設で赤ちゃんを出産し、その後に遺体を遺棄していて、警察が発見した遺体は、白骨化した骨の一部だったということです。

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この事件に絡み、警察はきょう、上田容疑者の腕を複数回殴るなどの暴行を加え全治およそ10日間の皮下出血等のケガをさせたとして、碓井容疑者を傷害の疑いで再逮捕しました。

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暴行は、上田被告が赤ちゃんの遺体を遺棄した後に行われたということです。

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警察では、2人がそれぞれの犯行に至ったいきさつなどを詳しく調べています。

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