ダイハツ工業は車体の傾きを抑えて走行を安定させる装置に不具合があり、折れる恐れがあるとして、10万台余りのリコールを国土交通省に届け出ました。

 リコールの対象はダイハツが2019年6月から2020年1月まで製造した「タント」とSUBARUブランドの「シフォン」の2車種10万4400台余りです。

 国交省によりますと、製造工程の管理が不適切なため、コーナーでの車の走行を安定させる装置である「スタビライザ」の前輪側の強度が低下しているものがあり、使い続けると折れる恐れがあるということです。

 これまで事故は確認されていませんが、123件のクレームがあったということです。

 ダイハツは対象車両すべてで確認を行い、対象の工場が生産したものは無料で交換するとしています。

 国交省によりますと、一連の認証不正とは関係がないものだということです。