■関東から西で夏日続出

 真夏日が続出した九州。熊本県のあさぎり町では、全国で一番となる33.3℃を記録し真夏並みの厳しい暑さに。

 福島県では早くも猛暑の対策が。25日から始まったのは1000年以上の歴史があるとされる伝統行事「相馬野馬追」。去年までは7月下旬の開催でしたが、人や馬への負担を減らすため、今年から2カ月も前倒しに。真夏だった去年は出場した馬2頭が死に、うち1頭は熱中症とみられる症状でした。

相馬野馬追執行委員会
「長らく真夏の暑さと騎馬武者の熱気が祭りの代名詞となっていたが、これからは初夏の風のもと繰り広げられる戦国絵巻として定着をはかって参る所存」

 去年は熱中症で救護された人も急増したため5月開催に変更。それでも25日、周辺では6月上旬の暑さでした。

来場者
「今まで馬も家族の人も大変だったので(変更は)良いと思う」

 5日連続の真夏日となった東京では南国のイベントが。代々木公園で開催中のラオスフェスティバル。ピン・カイと呼ばれる焼き鳥など、本場のラオス料理が堪能できます。

 タイやベトナムなどに隣接するラオスではこの時期…。

両親がラオス出身 シースック・直樹さん
「特に4月〜5月は43℃、44℃いくのでラオスはもっと暑い」

 南国らしいすっきりテイストのラオスビールが売れます。

来場者
「スコットランド人です。うまい」

 東京の都心には田植えが体験できる意外な場所も。田植えに夢中な子どもたち。この田んぼがあるのが、実は港区の六本木ヒルズです。今年で20回目になる恒例の田植えイベント。

 今年は鳥取生まれの「星空舞」を植えます。都会で暮らす子どもたちが泥んこになって初体験。

 甘い香りに誘われる子どもたちも。色とりどりのバラ1万株が見頃を迎えているのは、千葉県の京成バラ園です。25日と26日は開園時間を2時間早めて午前7時からオープン。その訳は、暑さと香りにありました。

来園者
「さっぱりとした香り、爽やかな香り」

 香りの強いバラ。バラ園のスタッフによりますと、夜に香りをため込むといいます。ミツバチがブンブンと飛んでくる朝が香りをより楽しめる時間帯。気温が上がる日中は30℃近くなると香りは薄くなってしまうのだとか。

来援した親子
「朝の方が香りが良いのか、風に乗って漂ってくる感じがすてき」
「ロリータ(ファッション)で来るのが念願だったので幸せです」