メキシコで猛暑が続き、南東部の熱帯雨林では暑さのあまり猿が木から落ちる事態が相次いでいます。

 ロイター通信によりますと、メキシコ南東部のタバスコ州で猛暑の影響により、85匹の猿が木から落ちて死んでいるのが相次いで見つかりました。

 仲間の猿たちも重度の脱水症状のため、動物病院で治療を受けています。

 これらの猿はマントホエザルで、絶滅危惧種に指定されています。

 メキシコ環境省は20日、猿の死因について熱中症や脱水症状など複数の原因が考えられるとしたうえで、今後、対策を取っていくと声明を発表しました。

 メキシコでは5月に入り、少なくとも9つの都市で最高気温が47℃を記録しています。