ナポリはアントニオ・コンテ氏(54)の招聘に動いていると見て間違いない。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝える。

昨夏のルチアーノ・スパレッティ監督退任が分岐点となってしまったナポリ。王者らしからぬ戦いを続け、シーズン中に指揮官を2度も更迭した失意の今季1年が、もうすぐ終わる。

現職のフランチェスコ・カルツォーナ監督(55)はスロバキア代表との兼任かつ暫定ボス。今夏のユーロ2024、ひいては26年W杯を見据え、来季以降の続投に興味がない。

そんななか21日、ライバルのユベントスでは、リザーブチーム「Next Gen」のスポーツ・ディレクター(SD)を務めたジョバンニ・マンナ氏(35)が契約解除。

実はマンナ氏、今夏ナポリの新SDに就任すると以前から伝えられており、水面下で早くもナポリでのチーム編成業務に手をつけていることが明らかになっているのだ。

マンナ新SDはナポリの新監督として、ユベントスで栄光の時代を築いた“タイトル請負人”“超リアリスト”コンテ氏を想定。今後自ら交渉に臨む予定だという。

アウレリオ・デ・ラウレンティス会長はアタランタでEL優勝のジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督(66)を招聘したいようだが、来季CL復帰のクラブから引き抜くのは流石に望み薄か。

マンナ新SDの最優先はコンテ氏。次点としてミランを去るのがほぼ確実なステファノ・ピオリ監督(58)。ナポリはマンナ新SDの到着に先立ってコンテ氏と協議を開始し、顔合わせとなるミーティング予定も漕ぎつけた模様。ナポリのコンテ氏招聘作戦が本格化する。