新潟地震の発生から16日で60年です。新潟市では、発生時刻の午後1時2分に合わせて一斉対応訓練が実施されます。

1964年6月16日午後1時2分ごろに発生した「新潟地震」。
マグニチュード7.5を記録。県内で13人が死亡し、4万棟を超える建物が被害を受けました。新潟市の中心部では「液状化現象」で県営アパートが横倒しとなり、車やバスが泥に埋まりました。萬代橋は歩道部分が大きく波打ち、複数の石油タンクの火災は鎮火まで約2週間かかりました。さらに、信濃川をさかのぼる「津波」が発生。濁流が堤防を越え、市街地を襲いました。

この16日、新潟市は当時の地震の発生事項に合わせて一斉訓練を実施します。発生時刻の午後1時2分は「地震対応訓練」。机やテーブルの下への避難、塀など崩れやすい建物から離れる、姿勢を低くして頭をカバンなどで守る、といったその場で身を守る安全行動の確認を呼び掛けています。

その後、午後1時3分は「情報伝達訓練」。市から同報無線、緊急速報メールなどで、震度6強地震による「大津波警報」が情報配信されます。各スマホキャリアの緊急メールや防災アプリなど、情報を受け取る手段の確認を呼び掛けています。