■これまでのあらすじ
自分は家族思いだと主張する清一は、昔からプレゼントのセンスがズレていた。決定的だったのは新婚旅行先を選んだとき。見当はずれな南米周遊を勝手に計画し、それについて静香が意見すると怒鳴り散らして感謝を強要してきた。
以来、静香は夫の地雷を踏まないように気をつけてきたが、出産してからも「妻のため」「家族のため」のいらないプレゼントは続いた。育児中には睡眠時間が欲しいと思っている静香に、飲んで帰ったお詫びにとブレスレッドを買ってきた清一。耐えかねた静香が言い返すと、清一は手が付けられないほどの怒りを露わにした。時には説教が1時間近くも続くことがあり…。静香はもう限界だった。

【妻SideStory】






週末ごとに清一が外出するようになったとき、なんだか様子がおかしいなとは思いましたが、深く追求する気にはなりませんでした。
むしろ、夫が家にいないことで私は羽を伸ばすことができ、息子とふたりきりの平和で幸せな土日を過ごすことができていたのです。
しかし、穏やかな日々のあとには嵐が待っていて…「俺らの新しい家族」!?

清一のサプライズ購入は押し付けでしかありません。家族のお金を勝手に使われて感謝を強要されるなんて、冗談じゃない!
一度は話し合おうとしましたが、怒りをぶつけてくるだけの清一とは…もうやっていくことはできません。
私は離婚の覚悟を固めました。


※この漫画は実話を元に編集しています
脚本:日野光里、イラスト:みちこ
(フィクション・スタジオ)