■これまでのあらすじ
デパコス販売員の麻里奈は体育教師の龍生から積極的なアプローチを受け、交際から一年で結婚。龍生の希望で結婚後は専業主婦になるが、明るくさわやかだと思われた夫の態度が一変。麻里奈がオシャレして出かけようとすると、「専業主婦が発情期みたいな服を着るな」と怒鳴るようになる。美容院へ行くことも許されず、黙って行ってしまった麻里奈はあやうく龍生から丸坊主にされそうになり…。
服や化粧品を捨てられ、「俺の愛を受け入れられないお前が異常」と言われ、麻里奈は娘のためにも夫に逆らわないようにしようと怯えた日々を過ごしている。
ガラスに映る自分の姿はまるでおばあさんのようで、麻里奈は涙が止まらなかった。







私さえ気をつけていれば、私さえ我慢していれば…。
夫の異常さに目をつぶり、私は何もかも諦めた生活をしていました。

そんなある日、デパコス販売員だったときの同僚からランチに誘われ…。
着ていく服もないし、メイクをする化粧品もない状態ではありましたが、夫が修学旅行の引率でいないタイミングを見計らって会いにいくと、同僚がはっきり言ってくれました。
「麻里奈の夫、ヤバいって」と。


※この漫画は実話を元にしたフィクションです
脚本:日野光里、イラスト:田辺ヒカリ
(フィクション・スタジオ)