◇北朝鮮が人工衛星打ち上げ予告 韓中日首脳会談直前に

 韓中日首脳会談が開催される27日の未明、北朝鮮が人工衛星の打ち上げ計画を日本に通知した。日本メディアによると、日本政府は27日未明、北朝鮮が同日午前0時から6月4日午前0時までの間に人工衛星を打ち上げるとの通報があったと明らかにした。落下が予想されるのは北朝鮮南西側の黄海上の2カ所とフィリピン東側の太平洋上の1カ所、計三つの海域で、いずれも日本の排他的経済水域(EEZ)の外側。日本の海上保安庁は航行警報を出して注意を呼び掛けた。

◇韓中日首脳会談きょうソウルで開催 共同宣言発表へ

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は27日、ソウルで中国の李強首相、日本の岸田文雄首相と韓中日首脳会談を行う。韓中日3カ国による首脳会談の開催は2019年に中国・成都で開かれて以来4年5カ月ぶり。今回の会談では▼人的交流▼気候変動・持続可能な発展▼経済通商▼保健・高齢化▼科学技術のデジタル転換協力▼災害・安全――の6分野について議論する。議論の結果は、会談直後に3カ国共同宣言で発表する。

◇年365回以上の受診は医療費90%負担に 7月から

 保健福祉部は、不要な医療を過度に利用した患者の医療費の本人負担率を大幅に引き上げる内容の国民健康保険法施行令改正案が7月1日から施行されると発表した。これにより、外来診療の受診回数が年間365回を超える人は超過分に対する医療費の90%を負担しなければならない。ただ、18歳未満の児童や妊婦、障害者、難病患者、重症患者など年間365回を超える診療が必要な場合は例外を認める。

◇サムスントップの経営権継承巡る不正事件 きょう控訴審初公判

 グループの経営権継承を目的に傘下企業の不当な合併を指示・承認したとして資本市場法違反などの罪に問われたが、一審で無罪を言い渡されたサムスングループ経営トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子会長の控訴審で、事実上の初公判となる公判準備手続きが27日、ソウル高裁で開かれる。公判準備手続きは本格的な裁判を前に検察と被告の立場を確認し、証拠調べの計画を立てる手続き。被告の出廷義務はなく、李氏は出廷しない見通しだ。