◇尹大統領「域内平和のためには北非核化への努力重要」 韓中日首脳会談で 

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と中国の李強首相、日本の岸田文雄首相は27日、ソウルで約4年半ぶりとなる3カ国首脳会談を開いた。尹大統領は会談後に行った共同記者会見で、「3カ国共通の核心的利益である域内の平和と安定を保障するためには、究極的に自由で平和な統一朝鮮半島を実現するという目標の下で国連安全保障理事会の決議を忠実に履行しながら北の非核化のため努力することが重要だ」と述べた。

◇韓国軍 F35Aなど戦闘機約20機で打撃訓練

 軍合同参謀本部は、北朝鮮が軍事偵察衛星の打ち上げを予告したことを受け、27日午後1時ごろから中部前線地域の飛行禁止線(NFL)の南側で空軍のF35A、F15K、KF16などの戦闘機約20機が攻撃編隊群の飛行訓練と打撃訓練を行ったと発表した。同部は「今回の攻撃編隊群訓練は、敵の挑発時に即・強・終(即時に、強力に、最後まで)報復する意志と能力を示すために実施した」と説明した。

◇医学部学生に休学届提出を強要 政府が警察に捜査依頼

 政府が医師不足解消などのため打ち出した大学医学部の定員増員に反発して医学生が一斉に休学届を提出した問題を巡り、教育部の沈珉徹(シム・ミンチョル)人材政策企画官は定例会見で、24日に三つの大学で授業のボイコットや休学届の提出を強要する行為があったという通報を受けて警察に捜査を依頼したと発表した。これに先立ち、教育部は授業に出席した学生に公開謝罪を要求したり、学習資料を参照できないようにしたりした漢陽大の医学生らについて、先月警察に捜査を依頼した。

◇「宇宙航空庁」が発足 韓国版NASA

 米航空宇宙局(NASA)の韓国版となる「宇宙航空庁」が27日、発足した。南部・慶尚南道泗川市の臨時庁舎に出勤した尹寧彬(ユン・ヨンビン)庁長は、多くの航空宇宙分野従事者の念願だった同庁が発足し喜びと共に大きな責任を感じるとし、「宇宙航空庁設立が、民間主導の宇宙産業のエコシステム構築を通じてわが国を本格的な宇宙経済強国へと導く重要な土台になるだろう」と述べた。宇宙航空庁は科学技術情報通信部所属の中央行政機関で、次官級の庁長と1級公務員の次長1人、宇宙航空任務本部長1人をはじめとする計293人からなる。発足初期は約110人が赴任する。