◆ 大谷翔平が2安打、2盗塁マーク

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(29)が現地時間21日のダイヤモンドバックス戦に「2番・指名打者」でフル出場。2安打、2盗塁を記録し、チームの全得点に関与した。

 ダイヤモンドバックス先発は2年目の有望株右腕ファート。初回、無死一塁で迎えた第1打席はフルカウントから内角低め、大谷の足元に向かって食い込むスイーパーに空振り三振を喫した。

 2点を追う4回裏、先頭打者として迎えた第2打席は、初球ど真ん中のフォーシームを逆方向に弾き返し、チーム初ヒットとなる左翼線への二塁打。一死の後、4番ウィル・スミスへの2球目で三塁への盗塁に成功すると、捕手の送球が外野へ抜ける間に本塁へ生還。大谷の好走塁で1点を返した。

 3点ビハインドとなった6回裏、一死三塁の好機で迎えた第3打席はカウント2-0から真ん中低めのチェンジアップを捉え、一二塁間を破る右前適時打。さらに、大谷は3番フレディ・フリーマンへの6球目で盗塁に成功。フリーマンは空振り三振に倒れるも、二死二塁のチャンスを演出し、続くスミスの適時二塁打で生還。再び1点差とした。

 4点差で迎えた8回裏の第4打席は、3番手左腕マンティプリーと対戦。内角ボールゾーンのカーブに初球打ちを試みるも、右飛に倒れた。

 この試合の大谷は4打数2安打、1打点、1三振、2盗塁の内容。チームの全得点に絡む活躍を見せるも、ドジャースは敗戦。今季成績は打率.356、OPS1.080に上昇。また、今季13個目の盗塁を記録し、MLB通算100盗塁まで残り1盗塁に迫っている。