家具から家電まで家庭用品全般のアフターマーケットサービスを手がける「魯班到家」がこのほど、シリーズBで数億元(数十億円超)を調達した。創新工場(Sinovation Ventures)が出資を主導し、既存株主の彬復資本(Befor Capital)も参加した。

魯班到家は2017年にサービスの提供を開始し、家庭用品全般のギグエコノミー・プラットフォームを構築することに注力してきた。すでに各分野専門の職人や技術者300万人を中国全土から集め、アフターサービス、設置、修理・メンテナンスなどで専門の技術者を必要とする企業200万社以上とインターネットを通じてマッチングし、企業が運営コストを4割削減できるようにした。

同社はビッグデータを一元管理するシステムを構築することで、家具や家電、サニタリー、照明器具、物干し、カーテン、ドアなど10以上のカテゴリーのデータを整理し、効率的な受注や作業計画の管理・調整、決済、顧客管理を実現している。

現在は、電子商取引(EC)大手の淘宝(タオバオ)や天猫(Tmall)、京東(JDドットコム)、拼多多(Pinduoduo)」、中国版TikTok「抖音(Douyin)」の電子商取引事業、宅配大手の順豊(SF Express)などから公式アフターサービスプラットフォームに指定されている。また、スマートドアロックの「凱迪仕(Kaadas)」やスマート物干しの「好太太(HOTATA)」、欧州風家具の「欧派家居(Oppein Home)」などの企業と戦略的パートナーシップを締結している。

*2024年4月24日のレート(1元=約21円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)