【MLB】ドジャース5−1ブレーブス(5月5日・日本時間6日/ロサンゼルス)

 戦う選手たちにとっても最高の日曜日の午後だったことだろう。ドジャース大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場し、1回の第1打席に先制の9号2ラン、8回にもダメ押しとなる10号ソロを放つなど、4打数4安打3打点と暴れまくった。現地は日曜日の午後、快晴という絶好の野球日和だったが、青空に舞ったホームランとノリのいいBGMに、ベンチの選手たちが次々と踊り出すおもしろシーンがあった。

【映像】大谷のHR&ノリノリBGMにベンチも大はしゃぎの様子

 連勝街道を突っ走り、ナ・リーグ西地区の首位に立つドジャースは、強敵ブレーブスに2連勝して迎えた3戦目も絶好のスタートを切った。初回の守備を0点で切り抜けると、裏の攻撃では1番ベッツが好投手フリードから四球を選んで早速出塁。立ち上がりに苦しむところを見透かしてか、大谷も慌てて振りに行かずにチャンスボールを待つと、カウント1-2からの5球目、肩口から入ってきた甘いカーブをフルスイング。センターバックスクリーンに届く2試合連続、9号の先制2ランを放った。

 打球が空中に舞った瞬間から、早くもホームランを確信したようにスタンド中のファンたちが立ち上がったが、フェンスオーバーの瞬間は大盛り上がりに。ドジャースタジアムには、ノリのいいBGMも響き、颯爽とダイヤモンドを1周する大谷を祝福した。

 初回から訪れた最高のシーンに、ベンチの仲間たちもじっとしてはいられない。ベンチの手すり部分をバシバシと叩いたり、クラブにいるかのようにリズムを取って踊ったりと、完全に“陽キャ”状態に。生還した大谷はフリーマン、ベッツ、スミスと順番にタッチしてベンチに戻ると、満面の笑みで待っていた仲間たちとハイタッチの連続。ベンチの端までいって祝福が終わったころには、少々疲れたような顔を見せるほどの盛り上がりぶりだった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)